このページでは、慣れた頃の落とし穴について説明します。
こんな失敗例が耳に入ってきたので、お話したいと思います。
錦鯉飼育も長く、品評会常連でベテランの方ですが、 塩水浴を行った際の失敗例です。
塩は、みなさんもよく使われると思います。
長時間薬浴の場合、0.5%〜0.6%(10リットルの水に50〜60グラムの塩)ですね。
しかし、この方は、塩分濃度計のみで計っていたそうです。
目分量で塩を足して、塩分濃度計を使うと0.3%ぐらいにしかならなくて、
ドンドン追加していったそうです。
それでも塩分濃度計の値が上がらなかったそうですが、まだ塩が融けていないだけだろうと、
軽く考えたそうです。
そして、錦鯉を入れて、2時間ほど席をはずしたそうです。
帰ってきて観てみると、ひっくり返って星になっていたそうです。
非常に悲しい事ですね・・・(泣)
原因は、塩の濃度が、もの凄く高くなってしまったのですね。
この失敗例から学ぶ事は、塩分濃度計だけに頼らないということです。
私の場合は、水量を把握して、計りで塩の重さを計って散布します。
手間はかかりますが、大きな失敗はありません。
では、塩分濃度計は、いつ使うの??と、いう疑問が出てくると思います。
私の場合は、水量がハッキリしない場合の最終調整や、水換えをした際の最終調整となります。
もし、実際水量が1.4トンあったとしましょう。
1トン弱あるのは、分かっているけど、正確な水量がハッキリしないというケースがあります。
和風池などは、水量の計算が難しいですよね。
そんな場合は、1トン分の5キロの塩を計って入れます。
その後の調整に塩分濃度計を使ったりします。
こうすれば、大きな失敗がないと思いませんか??
塩分濃度計は、非常に便利ですが、消耗品で、センサー部分等が寿命を迎える日がきます。
その為、上記のような方法で、大きな失敗を起こさない様に 気をつけましょう。
今回の例は、その他の薬の散布にも言えると思います。
薬浴時もそうですが、慣れてくるほど油断や勘違いなどしやすいので、
使用する場合は、毎回使用量などを確認してから散布する様にしましょう。
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代表者の浅田祐二です。
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